昨年九月、韓国・ソウルで行なわれた「気候正義行進」に参加した。この運動に、これからを考えるヒントがあるのではないか……私がそう話すと、必ずと言っていいほど「韓国は社会運動の土台が違うから」と片づけられてしまう。そこで今回は、交差性という概念を手がかりにして、私たちが学びうることを示したい。
気候正義行進について
気候正義行進は韓国で年一回行なわれる集会とデモ行進で、二〇二五年はソウルに三万人が集まった。事前に五〇〇以上の市民団体、社会運動グループ、労働組合、協同組合、政党が賛同を示し、当日には六〇〇以上の団体が参加した。二〇一九年に五〇〇〇人規模で行なわれた気候変動問題を中心としたアクションに始まり、二〇二二年には「気候正義」を軸としたデモの企画で二万人が集まる規模になった。
気候正義行進の特徴は、連帯するイシューの多様さにある。気候変動、原発、ジェンダー、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)、障害者の権利、プラスチック汚染、パレスチナ、生物多様性、動物の権利、労働問題など多様なテーマに取り組む団体が、気候正義という言葉で団結しているのがこのデモである。

参加者が行進している様子。横断幕には、このデモのテーマである「気候正義で、広場をつなごう」と書かれている。(927기후정의행진)






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